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今回も激しい試合続出で盛り上がりました! まさかの大番狂わせでちょっとテンション落ちたりもしましたけど… ※でも、主催者発表の1950人超満員はちょっと言いすぎです。 南に随分空席があったし、北も決してぎゅうぎゅうではなかったです。 ■オープニングファイト■ 第1試合 60㌔ FIGHT K-1ルール 3分3R ×小澤量哉 vs. 小川翔○ 【TKO 1R 2分40秒】 第2試合 70㌔契約 3分3R ×内村洋次郎 vs. 小西拓槙○ 【KO 1R 1分52秒】 間に合わず。 ■本戦■ 第1試合 リザーブファイト 3分3R(延長1R) ○青津潤平 vs. 宮下トモヤ× 【判定 3-0】 宮下選手、立ち上がりはいいパンチを見せていました。 しかし、徐々にキックのペースに引き込まれた感じでしたね。 青津選手が危なげなく判定勝利でした。 第2試合 一回戦(1) 3分3R(延長1R) ○水落洋祐 vs. 桜井洋平× 【KO 2R 2分55秒】 ストレートのようなジャブからパンチでペースを掴む洋平選手。 あの勢いが戻ってきたと思いました。 しかし、この日の水落選手はパンチがよかったです。 1R終盤に洋平選手からダウンを先取します。 そんなにダメージはなさそうでしたが、やはり3Rしかないので焦ったのでしょう。 それ以降どうにもパンチが雑になり、打ち終わりに身体が流れたところを狙われます。 完全に悪循環に入ってしまいました… 2R終了間際、立て直して最終ラウンドにかけるのではなく、打ち合いに行ってしまいました。 回転力と正確さに勝った水落選手のパンチが打ち抜き完全KOでした。 洋平選手応援してたのでショックでしたが、この日の水落選手は強かったです。 第3試合 一回戦(2) 3分3R(延長1R) ○石川直生 vs. TURBΦ× 【KO 3R 2分45秒】 予想通りの激しい試合になりました。 スタイルの大きく異なる両者ですが、やはり噛み合うんでしょうね。 4年前も会場で観ていますが、その時も今回も素晴らしい試合でした。 今回もTURBΦがスピードのある攻撃でペースを掴みます。 石川選手も時折ハイを当てたりしますが、やはりK-1的組み制限はかなりやりづらそうです。 ハイや飛び膝の一発に頼りがちになってしまいます。 そんな中、2R終わりにTURBΦがパンチでダウンを奪うと試合は激しさを増します。 早く決めたいTURBΦと逆転を狙いたい石川選手の思惑は一致し、共に頭から激しく突っ込んでいくような荒れた展開と言えそうな激しい試合になっていきます。 そしてコンビネーションからの石川選手の飛び膝が顎にクリーンヒットしました。 (アナウンスはTURBΦのカットは膝でとのことでしたが、自分には膝は顎に入ったように見えました) 序盤のTURBΦのハイで口を切っていた石川選手も既に色々カットしていて激しい流血戦です。 特にTURBΦの傷は深く止められる危険も高かったです。 2度目のドクターチェックで止めなかったのは残り30秒ちょっとだったからだと思います。 これの判断があんなドラマを生むとは…! K-1的ジャッジならダウンを取ってることでそのままTURBΦは勝てたと思うのです。 でも、気持ちが前に出ていたので頭を下げて凄い勢いで突っ込みます。 そこに自分の位置からは前蹴りに見えた石川選手のハイがクリーンヒット! TURBΦはばったり倒れてそのままカウントもなく逆転KOでした! 両者非常に気持ちの見える素晴らしい試合でした。 残り15秒での大逆転劇は石川選手が再三言ってた「何か持ってる」というのを感じさせました。 ダメージは心配ですが、色んなものが石川選手に味方してる印象はありましたね。 素晴らしい大逆転KOでした! 第4試合 一回戦(3) 3分3R(延長1R) ○前田尚紀 vs. ファイヤー原田× 【KO 1R 1分55秒】 レベル低かったですね~ 先にダウン取られちゃう前田選手も痛いし、モノに出来ないファイヤーも痛いです。 前田選手は根性あると誤解されてる向きが多いですが、この日の倒れ方を見た人は決して根性があるわけじゃないってことに気づいたでしょう。 むしろこの人気持ち弱い方だと思います。 南で望月選手と並んで観てた大月選手が涙流して爆笑してましたよ。 まあそんな試合です。 藤原ジムはシードみたいなもんでずるいですね。 第5試合 一回戦(4) 3分3R(延長1R) ○山本元気 vs. 尾崎圭司× 【判定 3-0】 自分は尾崎選手60㌔の方がいいのではと思いましたが、かなり厳しい減量だったようですね。 計量の報道を見てボディがきつくなるかなって思うほどの絞り方でした。 そしてやはり元気選手の左ミドルやボディブローを嫌がってましたね。 スピードや技の華麗さは更にアップしてましたが、ちょっと減量きつすぎたのかもしれません。 前蹴りをジャブのように使ったり、リングを広く使い持ち味を見せる尾崎選手。 しかし、元気選手は惑わされることなく直線的な重い攻めでダメージを与えます。 終始ハイレベルな攻防でしたが的確性とダメージで上回った元気選手が判定勝利でした。 次はほぼシード扱いだった前田選手なので、明確なダメージはありませんが疲労が心配です。 第6試合 65㌔契約 3分3R(延長1R) ○吉本光志 vs. 大石駿介× 【延長判定 3-0】 ちょっとこの日の吉本選手は力強さが感じられませんでしたね。 それでも本戦勝利でよかったのでは?という内容でしたが、確かに決め手には欠けました。 もっとパンチ重かったと思うんですけどね~ 延長でも時折見せてた左ミドル連打などを見せ、勢いで押し切りました。 (ヌンサヤームは嬉しかったでしょうね) 第7試合 70㌔契約 3分3R(延長1R) ○中島弘貴 vs. 堤大輔× 【延長判定 3-0】 重量感のあるパンチで中島選手が終始圧倒していたと思います。 しかし、堤選手もタフでなかなか決定打に結びつきません。 本戦決着でよかったのでは?という感じでしたが、明確なポイントもなかったので延長に… トーナメント選手の回復という意味では良かったと思いますが… 延長に入ると更に中島選手のパンチが決まり、文句なく判定勝利でした。 中島選手は見た目もいいし、パンチでガンガンいくスタイルもK-1向きなのでリングサイドにいた谷川氏に派手なKO勝利でアピールしたかったところでしたが… でも、次回の昼のKrushで70㌔トーナメントに出るようなので楽しみです。 山内選手や広野選手と強敵揃いですが大物食いで大舞台に駆け上がって欲しいですね~ 第8試合 準々決勝(1) 3分3R(延長1R) ×水落洋祐 vs. 石川直生○ 【KO 1R 3分00秒】 失礼ながら、"まさかの"水落選手です。 正直、あまり対策してこなかったのでは?って心配もあります。 初戦のダメージもケタ違いで(石川選手は顎に絆創膏貼ってましたし)厳しいスタートです。 洋平選手を倒して勢いに乗る水落選手は本当にパンチのキレが良かったです。 回転力のあるラッシュでいきなりダウンを奪いました。 このまま水落選手の勢いに持っていかれるのかと思った直後、またも石川選手の右ハイ! ゆっくり崩れる水落選手に膝をフォローし完全KO!! 試合時間は短かったですが、またも奇跡の大逆転劇です!! ワンデートーナメントなら確実に優勝できそうなくらい、この日の石川選手は神懸かってました。 確実に「持ってる」選手だというのは証明できたと思います。 2試合続けての劇的な逆転KOで決勝大会進出を決めました!! 第9試合 準々決勝(2) 3分3R(延長1R) ×前田尚紀 vs. 山本元気○ 【判定 0-3】 ダウンシーンこそありませんでしたが、元気選手圧勝です。 29-30としか点差がつかないのは仕様ですからね(笑) ただ、ダウン取らないと判定で何を言い出すかわからないので怖かったです。 前回の大月選手の二の舞になってしまわないかと心配でした。 きちんと判定されて安心しました。 しかし、尾崎選手との激闘のあと、しかも一番休める時間が短かった元気選手に対し、ほぼシードで上がった前田選手がここまで完封されちゃうんですからね~ 本当に圧勝と言っていい内容だと思います。 試合後、敵陣に挨拶にいった元気選手が真弘選手にアピールしていたのが気になりました。 かなりの数のキックの試合を観ていますが、自分の中で色褪せぬベストバウト候補筆頭である元気 vs. 真弘の夢のカードが再び実現するかと思うと感慨深いです。 自分のリベンジと、(本来勝ってたはずの)盟友大月選手のリベンジも加わり、非常に意味深いカードになりますからね。 確かベスト4は組みなおすと思ったので、ぜひこう組んで欲しいですね。 最後に決定したベスト4が揃い踏みです。 竹内選手は相変わらずセンスあるマイクで光ってましたね。 上にも書きましたが、確か組み合わせは組みなおしですよね? 絶対に石川 vs. 竹内、元気 vs. 真弘で組んで欲しいですね。 前者は相思相愛(竹内選手は誰と組んでも相思相愛ですが…)で文句ないでしょう。 後者は上に書いた通り、過去に最高すぎる試合をしてるんです。 1Rの3分が、5Rがあそこまで短く感じる試合ってなかなかないです。 ストーリーも加わって更に意味深くなってますしね。 この2試合を無傷な状態でやって、そこから先は神のみぞ知るって感じでいいと思います。 いや、もうこれ以外の組み合わせはありえないと思います。 楽しみです!
by ma5a5h1-75
| 2009-08-15 11:35
| キックボクシング
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