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家は南南東にアンテナ立てられません(TT) だから、スカパーには入れないのです。(もちろん経済的理由も大きいですが…) その為、悲しいことに行きたいのに行けなかった今回のような試合は、カットだらけの地上波に頼る他ありません。 多くの試合が第2Rからの放送なので、観戦記という程のものは書けませんが… 事前記事で一応書いた予想は永遠に闇に葬りたいほどの外れっぷりでした(笑) 地上波放送で観れた分だけ簡単に書きます。 ■リザーブファイト■ ×ベン・エドワーズvsジェイ・ヒッピー○ 【判定 0-2】 ×シドニー・アシアータvsマット・サモア○ 【TKO 3R終了時(判定1-1) 脱臼】 ■スーパーファイト■ ×セーム・シュルトvsピーター・アーツ○ 【判定 0-2】 確かにセームに不利なルール変更だったとは思います。 しかし、勇敢に前に出続けたピーターの勝ちは揺るがないでしょう。 そもそも、これまでもセームには不利なルールでずっと力を出し切れなかったところを、ようやく倒せる闘い方にシフトして去年のGPの結果に結びついたのです。 今回倒しに行かなかった(行けなかった)時点でセームは負けです。 ピーターのパンチが全く見えていなかったですからね… ピーター信者の自分としては嬉しくてしょうがないです! ○レイ・セフォーvsフランソワ・ボタ× 【判定 3-0】 絶対噛み合うと思ったのですが、イマイチでした。 地元で負けられなかったのでしょうが、レイはあまり打ち合わずロー狙いに終始し、それによってフランソワもなかなか入っていけないという最悪の展開でした。 スリリングな闘いの中でやるから、あのパフォーマンスも光ったのですが、最近のレイは単なるパフォーマーになってきてしまっている気がします… ■ オセアニアGP■ ×シリル・アビディvs堀啓○ 【TKO 2R終了時 足首負傷で続行不能】 堀君は身体もできてきて、かなり強くなりました。 しかし、残念なのはまだまだ詰めが甘すぎるということですね。 あれだけ逃げに入った相手をそのラウンド(時間も十分にありました)内で片付けられないというのは致命的ですね。 いける時に行かないと… 優しすぎるんでしょうね。(格闘家には褒め言葉じゃないですよ) ×ポーラ・マタエレvsジェイソン・サティー○ 【判定 0-2】 放送なし。 ×バダ・ハリvsピーター・グラハム○ 【KO 3R 2分54秒】 空気を読まない男、ピーターの本領発揮です(笑) 主催者はバダを勝たせたいのがミエミエでした。 確かに、初期のピーター・アーツを髣髴とさせるかっこよさがあります。 無理に売り出さなくても、チャンスだけ与えておけば普通に人気出ますよ。 まだまだ技術は荒削りだし、身体もできていない… これでは根性・職人系のピーター・グラハムには勝てません。 終始ペースを握っていたのはピーターで、あの結末がなくても判定で圧勝したはずですが、なにせK-1の判定で、勝たせたい方が明確なので嫌だなと思っていました。 バダは苦し紛れに振り回した攻撃がたまにヒットする程度です。 大技も小技もピーターが一枚も二枚も上でした。 あと10秒を切ってインチキ判定への心の準備を始めたその時、まさかの胴回し回転蹴りが漫画のように出来すぎな感じでバダのアゴをとらえました。 完全失神KOでした。 久々に鳥肌の立つKOシーンでした。 素晴らしい試合でした。(判定にならなくて本当によかった…笑) ○ポール・スワロンスキーvsロニー・セフォー× 【判定 3-0】 放送なし。 ×堀啓vsジェイソン・サティー○ 【KO 3R 1分34秒】 上で書いた堀君評そのまんまの試合です。 ちょっと見ないうちに本当に強くなってましたよ。 試合が決まる直前までは完全に勝ってたんですよね。 彼の悪い癖、詰めの甘さです… 内容がよかった試合ほどこれをやってる印象です。 油断というわけではないんでしょうけど… 最後の最後、3R中盤でジェイソンの右フックをもらってしまい、ダウン… そのままKO負けになってしまいました。 もったいない… ×ピーター・グラハムvsポール・スワロンスキー○ 【KO 2R 1分42秒】 そんなにもらった印象のなかったバダのローが効いていたようです。 確かに彼のキックのスピードはかなりのもので、キレもありそうでしたからね。 そんなに数をもらわなくてもダメージは大きかったのでしょう。 ポールの重そうなローにたまらずダウンを重ね、初戦で名勝負を生み出したピーターもここであえなく敗退となってしまいました。 ×ジェイソン・サティーvsポール・スワロンスキー○ 【KO 2R 1分45秒】 相次ぐ番狂わせで、TV的にはひどい決勝戦となってしまいました。 どちらも知らないというファンも多かったのではないでしょうか? 個人的にはジェイソンはあまりなじみがないですが、ポールの方はTITANSなどで地味に来日して試合を重ねているので、K-1で使ってあげればいいのにって思ってました。 (でかいので地味な興行だといい相手がいないですからね…) さて、試合はそんな日陰の存在だったポールが見事なハイキック一閃で見事優勝です。 見事な優勝でしたが、一般視聴者に響いたでしょうか? ちょっと心配です… いい選手なので、怪我したこととかにされずに開幕のリングに上がって欲しいです。 なんだかんだ期待通り結構面白かったのではないでしょうか? 早くも絶対王者と囁かれているセームを、他でもない我が絶対的ヒーローのピーターが破ったことが、まず最高に嬉しいです! セフォー兄弟とシリル、堀君は残念でしたが番狂わせも多く「K-1のリングには魔物が棲む」の名言も久々に思い出されるような大会でした。 今まで魔物はリングの外周にいましたからね(ジャッジです、念の為…)。 あ、あとリング内にも一匹…(当然レフェリーのことです) バダは今回の敗戦で特に評価を下げないと思いますし、まだまだ若いのでアンドレの元でじっくり育てれば末恐ろしいファイターになることうけあいです。(メジロジム所属ではないけど、セコンドにはアンドレがついてましたよね…) 期待しましょう。
by ma5a5h1-75
| 2006-03-07 05:35
| K-1 WGP
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