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だいぶ遅くなってしまいましたが、観戦記をupします。 ※遠くから頑張って撮った写真ですが、やはり結構厳しかったようです。 画質には目をつぶってください。 (たまに綺麗に撮れたのもありましたが…) 一部、妙に近くから撮ってるものや、キャプチャ画像はクロアチアのスポーツニュースサイトを探していてたまたま見つけたものをお借りしました。 第1試合 ×西島洋介vsエヴァンゲリスタ・サイボーグ○ 【一本 1R 3分24秒】 西島選手、なにもできなかったですね。 転がされてからなにも出来ないならともかく、スタンドの打撃であれだけ押されてしまうと力を発揮する場所がないですからね。 エヴァンゲリスタはいい仕事をしたのですが、どちらかというと西島選手のひどさを感じてしまう試合だったように思います。 第2試合:GP準決勝 ○ミルコ・クロコップvsヴァンダレイ・シウバ× 【KO 1R 5分22秒】 体重はヴァンダレイの方が重かったです。 前日計量とはいえ、オープンウェイトなので減量したわけではないはずですから、当日になって体重の急変はないと思われます。 ミドル級から唯一参戦のヴァンダレイですが、体格のハンデはなかったといえます。 試合が始まってみると、スピードとキレが全く違いました。 共にカウンターを狙うタイプなので、噛み合わないことを心配しましたが、この試合では基本的にヴァンダレイが積極的に前に出ました。 真っ直ぐ突っ込んでくるヴァンダレイに対して、回るの動きを基本に圧力を流しながら的確にヒットを重ねるミルコが主導権を握ります。 愚直なまでに攻め込んでくるヴァンダレイですが、なかなか有効打を奪えません。 ミルコはグラウンドもしっかり上を取り、鉄槌を落とします。 ミルコの左ストレートがクリーンヒットし、ヴァンダレイはダウンします。 実質これが勝負を分けました。 右目が腫れ上がり、左ハイを食らうのは時間の問題と思いました。 更にダウン後の追撃で、更にダメージを与えました。 ドントムーブの際にドクターチェックが入ります。 かなり長いチェックで、止められてもおかしくないムードでした。 何とか再開されますが、ミルコにとってちょっとアンフェアなポジションでリスタートされたように思いましたが(あんなに抱えられていなかったように思います)、それくらいの不利はものともしない神懸かった強さがミルコにはありました。 ブレイクでスタンドに戻った時にKO勝利を確信しましたが、ここからのミルコはパーフェクトな攻めでフィニッシュまでつなげたと思います。 ストップを恐れ、更にプレッシャーを強めるヴァンダレイ… 見事でした。 しかし、それを見事なキレでかわし、恐怖の左ミドルでガードを下げさせます。 その布石がなくても見えなかったとは思いますが、それにより更に完璧になりました。 全てが完璧な左ハイでのフィニッシュ! 久々でした。 全く見えていなかったことをうかがわせる失神KOです。 大の字になるヴァンダレイははじめて見ました。 戦慄のKOでした! トーナメントである以上、ほぼノーダメージで上がれたことは大きかったです。 当然、ミルコの完全勝利は言い表しようがないくらい嬉しかったのですが、あんな風に負けるヴァンダレイを見るのはちょっとショックだったりもしました。 とにかくすごい試合でした! 敵を寄せ付けない恐怖の打撃を思い出したミルコに怖いものはありません。 第3試合:GP準決勝 ×アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラvsジョシュ・バーネット○ 【判定 1-2】 4年前のジョシュの宣戦布告から随分待たされましたが、この最高の舞台で最高のカードが実現したことに興奮を隠せません。 両者がリング中央に対峙した時、それだけでえもいわれぬ感動がありました。 そして、間違いなく歴史に残る素晴らしい闘いになりました! 柔術マジシャンでありながら、スタンドの打撃にも絶対の自信を持つホドリゴは、むしろ立って勝負したいように見受けられました。 打撃の攻防ではやはりホドリゴが一枚上かと思ったところ、ジョシュのパンチでホドリゴがダウン気味に倒れる場面もありほぼ互角となったでしょうか… 圧巻はグラウンドの攻防です。 流石はスペシャリスト同士です。 ポジションの奪い合い、極め合いの見事さは芸術の域でした。 動きがあるごとに、客席からは溜息にも似た感嘆の声が上がります。 自分も含め、観る者の知識が高まった今この対決が実現したのは、待たされたつらさを吹き飛ばすようで、ベストタイミングだったかもと思えました。 グラウンドの攻防でここまで酔えるものなんですね。 あっという間に2Rが終わり、トーナメントであることを恨みました。 もう1R観たかったです… 要所要所でインパクトのある攻撃をしたジョシュですが、ポジショニングや極めにいくムーブでホドリゴが試合を制していた印象だったので、ホドリゴの勝利を予想しました。 判定はスプリットでジョシュを支持します。 予想とは逆になりましたが、異を唱えるほどのものとは思いません。 それほど緊迫した差のない名勝負でした。 ミルコのリベンジストーリーは狂ってしまい、より組みし易いと思っていたホドリゴではなく、いまや一番嫌な相手と思えるジョシュが決勝の相手となってしまいました。 しかし、本来の打撃を取り戻したミルコなら大丈夫と信じることが出来ました。 第4試合:リザーブ戦 ○E・アレキサンダーvsセルゲイ・ハリトーノフ× 【KO 1R 6分45秒】 煽りでも再三使われるヴォルク・ハンの名台詞、 「ロシア人の始末はロシア人がつける」 これの実現を夢見つつも、今やアレキのほうが強いのではと予想していました。 アレキのパンチの回転速度はやはり驚異的です。 セルゲイも一度パンチをクリーンヒットさせて倒し、恐怖のマウントまで進めましたが、この日のアレキはそこを耐えしのぐ粘りがありました。 ブレイク後はアレキの独壇場となってしまいます。 一番残念だったのは、セルゲイともあろう選手が打撃を嫌がって苦し紛れの中途半端なタックルにいって自滅したことです。 今や一番かっこ悪い負け方だと思っているので… セルゲイ、好きな選手なので復活してほしいですね。 top戦線からはまた一歩後退してしまいました。 逆にアレキは日々進化していて恐ろしいです。 第5試合 ×イ・テヒョンvsヒカルド・モラエス○ 【TKO 1R 8分08秒】 はじめから何も期待出来ないカードでしたが、稀に見る凡戦となりました。 やはり、5,6試合は意味がなかったといえます。 はじめからよくなかったですが、開始数分すると互いに蝿が止まりそうなパンチで、動きはグダグダになり、試合を続ける意味を疑う内容です。 ドクターチェック中も「まだやれる!止めないでくれ!」という意思は両者から全く感じられず、ケガの具合以前に止めるべきだという空気です。 無駄に長引くドクターチェックですが、イの陣営だけが空気を読んでタオル投入。 ヒカルドンも勝者とは呼びたくない、しょうもない試合でした。 第6試合 ○中村和裕vs中尾"KISS"芳広× 【判定 3-0】 こちらも期待はしていなかったですが、予想を遥かに上回るひどさでした。 カウンターを待てるほどの技術があるとは思えないKISSですが、20分通して自分から攻撃を仕掛けた場面は何回あったでしょうか? 自分がレフェリーだったら消極的ファイトに注意を出して、20分待たずに失格でした。 カズが焦れて動いて、距離が詰まった時だけ(多分)相手を見ないで大振りのフックを振り回すだけのKISS、という展開だけが幾度となく繰り返されます。 カズも打撃に自信があるのだったら、相手の出方が固定されていたこの試合、どうしてもっと打って出ることが出来なかったのでしょうか? 両者レッドカードもののひどさに、場内は大ブーイングです。 判定でカズが勝者扱いになりましたが、こちらも勝者と呼びたくないです。 5,6試合の4選手は全員負けでいいです。(ありえないですが…) ここで20分の休憩とのことでしたが、前2試合と合わせて1時間の休憩でした。 カード発表の時点からわかっていたことですが、GPとの温度差がすごいです。 名勝負連発で熱くなっていたアリーナを一気に寒くしてくれましたね。 次回武士道告知の為に、五味、郷野、三崎の3選手がリングインです。 冷え切ったアリーナを、特に郷野選手のマイクが少し救ってくれました。 身を粉にして盛り上げてくれます(笑) 第7試合 ○マウリシオ・ショーグンvsザ・スネーク× 【KO 1R 5分29秒】 全ての局面においてショーグンが圧倒すると思っていました。 しかし、スネークは打撃戦ではやや優位に立ちます。 長い手足で距離を支配してのテンカオは有効でした。 スタンドの打撃を諦め、グラウンドに移行してからはショーグンの思うままでした。 最後は持ち前のえげつない踏みつけ連発で快勝です。 フィニッシュではらしさを存分に発揮しましたが、スタンドで振るわなかったのが心配です。 大怪我からの復帰初戦なので、上出来ともいえるでしょうけど… スネークは思ったより強かったともいえますね。 今後、相手次第では面白い試合を見せてくれそうです。 第8試合 ○ヒカルド・アローナvsアリスター・オーフレイム× 【Give up 1R 4分28秒】 このところアリスターは呪われてますね。 あの綺麗な彼女と別れたのがよくないのでしょうか… この日はヒカルドのローで変な倒れ方をします。 脚を痛めた感じでした。 その後のグラウンドは少し耐えますが、何か攻撃をもらってという感じではなく、恐らく脚がおかしいのだろうという感じで、変なタイミングでタップしました。 いいカードですが、内容は残念なものとなりました。 第9試合:GP決勝戦 ○ミルコ・クロコップvsジョシュ・バーネット× 【KO 1R 7分32秒】 初戦が美濃輪選手だったり、ヒョードルが不在だったり、なにかとケチがつけられやすいGPでしたが、ベスト4のメンバーは最上級でした。 誰が勝ちあがってもおかしくないメンバーだったと思います。 その中で決勝に上がれたことがまず感動的です。 クロアチアの国歌を聞きながら、涙が溢れました。 続いて、アメリカの国歌で、決勝ムードが高まります。 モニターを見ると、両者共顔に傷は目立つものの、決勝での動きを阻害するような深刻なダメージは負っていないように見えました。 中盤のひどい試合で冷え切った空気も再び熱く燃え上がってきました。 ジョシュはやはりヒョードルが見せたミルコ攻略法で攻めます。 打撃を出しながら組み付いていく、アレです。 しかし、この日のミルコはそう簡単につかまりません。 組み付かれても、抜群の腰の強さで思うようにテイクダウンさせません。 距離を潰しに来るジョシュには、ショートの打撃。 距離が開けば、持ち前の打撃でダメージを与えていきます。 結局、グラウンドの展開は全てミルコの打撃からの追撃というスタイルで、ジョシュの望む形でのグラウンドの展開にはなりませんでした。 特にフィニッシュに至る場面は、これまでのミルコの弱さを払拭するようでした。 ショートの連打で半ばダウンしたようなジョシュを追ってグラウンドになり、まさに鬼神のごとくパンチと鉄槌を振るいます。(いわゆるパウンドとなんとなくニュアンスが違って見えたので、あえてパンチと表現してみました。) 長年あと一歩で届かなかったタイトルへの執念を感じました。 応援し続けた自分は、声をからして叫ぶだけです。 最後は逃げるジョシュの脚を払って丸め込むようにして立ち上がり、渾身の左フックをジョシュの右顔面にヒットさせるとたまらずジョシュはタップアウトです。 感極まって崩れ落ちるミルコに呼応するように、張り詰めていたものが切れました。 いつもミルコの試合はスリリングなので、まるで自分が闘っているかのようなありえない緊張感を持ってみているので、終わった後はドッと疲れるのですが、この日は流石に重要でタフな試合を二つだったので、ものすごい脱力感でした。 涙はこらえる気にもなれず、何度も拳を天に突き上げ喜びを爆発させました。 これまでの悔しかった場面も、いくつも思い起こされました。 そんな、長く平坦でなかった道の末にこの歓喜がありました。 でも、実はまだ実感が沸きません。 金色に輝く"アレ"を装着してくれないと… そして、高田さんの手により夢にまで見たベルトがミルコの腰に巻かれました。 本当に、ようやく辿り着いたなという感じでした。 願った通り、自らの手で最高のバースデイを演出してくれました! ジョシュのインタビューはミルコへのリスペクトに溢れており、負けてなお男らしい潔さとすがすがしさを感じる素晴らしいものでした。 美しい英語で勝者への賛辞を惜しみなく送ったジョシュ・バーネットは本当にかっこよく、これで男をあげたのは間違いなさそうです。 ホドリゴへのリベンジにはこだわっていましたが、決勝の相手がジョシュで本当によかったと終わってみて心からそう思えました。 終わってみれば、4つ全て完璧なKO勝利でのミルコらしい完全優勝です。 確かに、開幕と2ndは若干相手に恵まれたと見る人もいるでしょうが、ヴァンダレイとジョシュを一日で完璧に倒せる選手がどれだけいるでしょうか? ジョシュもインタビューで言ってくれましたが、この日のミルコなら誰が相手でも倒せただろうなと強く思えるほど、神懸かった強さでした。 ピンチらしいピンチは一度もなかったと思います。 PRIDE参戦直後からケビンに不覚を取るまでは、誰がどうやったらこの男を止められるんだろうかと、ファンもアンチも考えるのが楽しかったと思います。 それくらい隙の見えない強さを誇っていました。 そんなミルコが帰ってきました! 負け惜しみではなく、ヒョードルに敗れたからではなく、あの試合の前から自分の打撃を信じられていないようなスランプ期に入っていました。 ヒョードルとマークには負けるべくして負けたし、ジョシュに苦戦したのも必然です。 そんなつらい時期をも乗り越えての戴冠は本当に感動的でした。 このリングには、まだ2つ忘れ物があります。 この日のミルコの優勝を目撃した人は、たとえアンチであってもかなりの確率で、「今のミルコならヒョードルにも勝てるかも…」と感じたと思います。 決勝の相手がホドリゴだったとしてもKO出来たのではないか?とも思います。 忘れ物は取り返せるはずです! 3強から1強のようになってしまったPRIDEヘビー級の勢力図がまたちょっと変わってきたように感じられて、この先面白くなりそうです。 ヒョードル、ミルコに加え、ジョシュとホドリゴもまだ脱落していないと思います。 最強の王者を何とか年末に倒して、ミルコに究極の頂点に立って欲しいですね。 ミルコ、本当におめでとう! 当日深夜、喜びのあまり疲れと眠気に打ち勝って作ったKNOCKOUT!!のtop画像です。
by ma5a5h1-75
| 2006-09-13 05:18
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