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ようやく観戦記です。 結果はもうご存知の方がほとんどでしょう。 客入りは良くなかったですが、盛り上がりました。 個人的にはとても感動しました。 ■オープニングファイト■ ○佐藤匠vs高荻勉× 【KO 2R 2分43秒】 ×野田貢vs澤屋敷純一○ 【判定 2-1】 ○堀啓vsキム・ギョンソック× 【判定 3-0】 オープニングファイトには間に合いませんでした。 その為、結果のみです。 やはりテンション上がります! ■リザーブファイト①■ ○ピーター・アーツvs武蔵× 【KO 1R 2分53秒】 来ました! 強いピーターが戻ってきました! 往年のハイキックはなりをひそめてましたが、パンチが素晴らしかったです。 98年のピーターが帰ってきたと感じました。 武蔵は… 読まれてきてるって感じでしょうかね… 文字通り何も出来ずでした。 ■準々決勝■ ○セーム・シュルトvsジェロム・レ・バンナ× 【判定 3-0】 ジェロムのパンチも結構顔に届いてたんですが浅かったのでしょう。 残念ながら倒すどころかあまりダメージを与えることもできていなかったようです。 あのリーチと膝は反則です…(笑) 悲しいことにジェロムがあっさり消えてしまいました。 ○アーネスト・ホーストvsシャリッド"ディ・ファウスト"× 【延長判定 3-0】 アネストとシャリッドというだけで納得ではあるのですが、判定にやや疑問です。 この日のリングに立てないかもしれないとすら思っていたので、これくらいの操作はやむなしといった感じなのかもしれません。 本戦はシャリッドだったと思うのですが… アネストはスピードについていけてない感じです。 シャリッドのパンチのヒットの方が多かったと思います。 あと、やたらスリップが多いのも衰えを感じさせます。 ただ、延長ラウンドではダメージかスタミナ切れかわかりませんが、シャリッドの動きが落ちてアネストの攻めが目立っていたので3-0で妥当だとは思います。 ○グラウベ・フェイトーザvsルスラン・カラエフ× 【KO 1R 1分11秒】 本格化する前からグラウベの蹴りは高い評価でした。 この日実質試合を決めたハイも、ルスランは見えていてちゃんとガードしていたんですが、その更に上から打ち下ろすような見事なハイでした。 本当にグラウベは強くなったなと感じます。 ○レミー・ボンヤスキーvsステファン"ブリッツ"レコ× 【判定 3-0】 前の試合が終わったあと、願望がほとんどでしょうがなぜか「ここはピーターの枠だ」って変に確信をもってしまい、席でそんな話をしてました(笑) しかし、一発目のローブローでそれは本当の確信に変わりました。 明確にルールを参照したわけではないのですが、通常勝者が戦闘不能の場合負け上がりになるルールを採用していますが、その決着が反則だとどうなんだろうと思ったのです。 反則でも同様だとすると、ある意味反則した者勝ちになります。 戦闘不能を期待させる重大な反則行為で反則負けになれば、トーナメントでは上に上がれる可能性が高くなってしまいます。 だから、ステファンが反則負けになっても上がらせないかなと思ったのです。 結果的には2度の長い中断を経て判定決着でした。 2度のローブローの影響が大きかったか、レミーは動きが良くなかったです。 このままでは危ないと思ったところに、うまくカウンターでとらえダウンを奪います。 これによりレミーが判定勝利を手繰り寄せました。 両者には悪いですが、ピーターの出場に対する期待感が渦巻いていました。 ■リザーブファイト■ ○レイ・セフォーvsメルヴィン・マヌーフ× 【KO 1R 0分40秒】 絶対噛み合ういい試合になると思っていたのでちょっと残念でした。 しかも、レイの豪快な拳でのKOだとまだよかったのですが、同じパンチでもなんかかすったようなパンチで「あれ?」って感じで決まってしまいましたから… 体格差があってメルヴィンにはきついでしょうが、もっと観たかったです… ■準決勝■ ○セーム・シュルトvsアーネスト・ホースト× 【判定 3-0】 このカードは3度目ですかね。 体格で絶対的優位に立つセームと「精密機械」と称されるアネストのテクニックが悪い意味でぶつかることにより、これまでは凡戦になってしまっていました。 正直、今回もそれに近かったです。 ただ、ちょっとだけ違ったのは、今回アネストの「心」が見えたような気がしたことです。 持ち前の美しい対角線のコンビネーションではなく、がむしゃらに拳を叩きつけていくアネストを見たのはかなり久しぶりだったような気がします。 「勝ちたい」という強い気持ちが感じられました。 超強豪同士の対戦において、よく「勝ちたいという気持ちがより強い方が勝つ」という表現をされますが、今回はセームの気持ちを低く言うわけでは決してないですが、アネストの方が「勝ちたいという気持ち」は強かったように感じます。 自ら引いた「最後」のラインが迫ってたのですから無理もないでしょう。 しかし、勝負事の格言すらも通用しないほどの強さがこの日のセームにはありました。 今のセームのように、勝っても勝っても(失礼ですが)人気の出なかったアネストですが、やはりK-1を長きに渡って支えた功労者としてのリスペクトか、会場全体がアネストを応援する雰囲気だったと言っていいと思います。 しかし、無常なまでのセームの強さだけが光りました。 (上の数行は決勝への伏線を含みます。) まだ興行中盤ですが、ドームが感傷的な雰囲気に包まれました。 最早リビングレジェンドと化していたアーネスト・ホーストのラストマッチが終わりました… 118戦98勝(62KO)19敗1分 K-1 World GP '97,'99,'00,'02 優勝 改めて、凄いレコードです… 本当にお疲れ様でした。 これだけの数観戦していると、選手や興行自体に「神が降りてきた」としか思えないような場面に出くわすことが時折あります。 アネストが敗れて微妙な空気になっていたドームが揺れました。 間違いなく神が降りてきた瞬間でした。 (角田さんが神というわけではありません…笑) この時点では自分のように確信めいた期待を持っていた人も多かったと思います。 なにせ、レミーは明らかにローブローのダメージがありました。 都合のいい操作が得意なK-1がステファンを出すとは思えません。 いい意味で空気を読んでくれるのは間違いありません。 (負傷の真偽は定かではないですが…) 「角田信明より説明が…」のアナウンスに場内大爆発です! 千両役者の角田さんは上手くじらしながら状況説明です。 そして、我らがピーター・アーツ登場です! すいません、リアルに泣きました(笑) MISIRLOUがかかっただけで鳥肌が立ちます。(それはいつもですが…) 繰り上がって準決勝の入場シーンに過ぎないのですが、まるで優勝したかのように両拳を何度も突き上げ、雄叫びを上げてました。(ピーターじゃなく自分がですよ…笑) 正当化するわけじゃないですが、会場全体そんな雰囲気でしたよ。 グラウベには気の毒ですが、「オランダか?」ってくらい完全アウェイです。 ×グラウベ・フェイトーザvsピーター・アーツ○ 【TKO 2R 1分02秒】 グラウベは(去年のトーナメントの結果だけでなく)完全にナンバー2だと思ってます。 正直かなり厳しい相手です。 しかし、この日のピーターなら負ける気はしませんでした。 この日のピーターは98年の猛威を思い起こさせるくらい強かったんです。 それでも、1Rはグラウベ優勢でした。 得意のハイでピーターを窮地に追い込む場面もありました。 2Rになると武蔵戦で見せた回転の速いパンチが復活です。 形勢逆転したかと思うと一気に決めました。 またも優勝したかのような盛り上がりをしてしまいました。 なんと、妄想通りにピーターが決勝に上がってしまいました! ■スーパーファイト■ ○バダ・ハリvsポール・スロウィンスキー× 【判定 3-0】 本当に急なオファーだったのか、ポールの動きがよくなかったように感じました。 調整失敗という印象でした。 対するバダはこれまでの反省を生かしていた感じです。 慎重かつクレバーに闘っていました。 ちょっと派手さに欠ける試合になってしまいましたが、バダの(失礼ですが)意外な技術の高さを見ることが出来ました。 ■決勝■ ○セーム・シュルトvsピーター・アーツ× 【判定 3-0】 夢にまで見た展開です。 ピーターの写真というのは何枚も撮ってるのですが、決勝出場の為ゴンドラに乗るピーターを生で見るのははじめてでしたからね… (K-1を会場で見るようになったのが99年なので…) 相手は憎らしいまでの強さを見せるセームです。 冷静に考えればかなり厳しいです。 しかし、この日のピーターならやってくれるのでは?という期待感はありました。 決勝直前にパンフレットの購入を決めたくらいです。 表紙にでかでかと'94,'95,'98,'06 Championって書いてもらう為です(笑) オランダ人同士の決勝ですが、セームは敵国に来た気分だったでしょう。 それくらい、会場は一つになってピーターの完全復活を願っていました。 運も会場も全て味方につけていました。 敗れたファイターがよく言う「○○の夜だった」という表現、まさにそのまま「ピーターの夜」と呼ぶに相応しい雰囲気でした。 名将ヤン・プラスをチームに迎える等、万全の準備をして臨んだこの日のピーターは、手のつけられない強さだった98年を思い起こさせるものがありました。 普通に考えたら、負ける要素はありません。 しかし、今のセームはそういう付帯的要素を全て無効化させるような、憎らしいまでの絶対的強さが備わっていました。 ピーターも自身の強さと、すべてのものを味方につけて立ち向かいました。 アネストと同じくがむしゃらに倒しにいっていたと思います。 結構パンチやローが当たっていたし、チャンスはありそうでした。 しかし、無情にもセームの膝でダウンしてしまいます。 ただ、それで終わらなかったピーターは凄かった… 更に強い気持ちで向かっていき、攻撃し続けました。 あとちょっと及びませんでしたが… 残念ながら倒すことは出来ず判定へ… 負けを覚悟しつつ、1Rと3Rはピーターが取ったとして延長になればいいのにという期待感が消えず、K-1ならありえる判定だとも思ったんですが… 全員セーム30でした。 29にくらいしてもいいのにと思いましたが、仮に延長をやっても厳しかったでしょう。 ピーターにはこの際疑惑の判定でもいいから優勝して欲しいとさえ思ってしまうくらい、ピーターを応援する気持ちは強かったです。 だからこの結果は残念でなりません。 ただ、ジェロム、アネスト、ピーターを破っての優勝は素晴らしいです。 リスペクトしなくてはなりません。 その反面セームの不人気には拍車がかかりそうで気の毒でもあります。 やはり体格をフルに生かした危なげのない勝ち方がどうしてもワンパターンになってしまうというのが、強いのに不人気な最大の原因でしょうね。 非常に残念でしたが、ピーターはほぼ完全復活したといえそうです。 往年の迫力には及ばないかもしれませんが、年齢を重ねたなりの経験や技術や落ち着きをミックスしたニュー・ピーターとして帰ってきた感じです。 アンディがこの世を去り、アネストとマイクが今年引退。 サムとフランシスコは明確に引退していないもののほぼ引退状態。 そして、残されたものも世代交代の波にさらされて、古きよきK-1を支えた素晴らしい選手達がどんどん追いやられている状況は悲しいものでした。 どんなにレミーがかっこよくても どんなにセームが強くても どんなスターが出てこようとも、古きよきK-1を支えた選手達には敵わないんです。 どうしたってスター性が違いすぎる… 長いスランプで負けが目立つようになったって、ピーターには誰も敵わないんです。 同じ思いの方も多いと思います。 もちろん新世代に期待し、早期の世代交代を願うのもひとつの見方です。 それを否定する気はありません。 しかし、古きよきK-1を支えた選手達の輝きはハンパじゃないんです。 実力の世界なので、どうしても勝てなくなったら身を引くしかありません。 しかし、ちょっと負けが込んだくらいでは錆付かない魅力です。 ピーターの復活は、今なおこんな思いを胸に抱き続ける自分のようなオールドファンの溜飲が下がる素晴らしいドラマでした。 方向性の狂いから、一時手がつけられないほどドン底まで墜ちたK-1でしたが、この日ピーターの復活を中心に最高の盛り上がりと感動を提供してくれました。 本当に大好きでたまらなくて、考えただけでアドレナリンが湧き出てくるようだった、そんなK-1が戻ってきてくれたような、そんな夢のような一夜でした。 これでピーターが優勝してたら最高だったんですけどね…
by ma5a5h1-75
| 2006-12-05 03:41
| K-1 WGP
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