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どうしてもこれだけは観ておかなければ!ということで動画観戦しました。 これからの方もいらっしゃるでしょうから、今回も内容は"More"以降にします。 間違いなくこの階級の人類最強決定戦でしょう。 (もちろんMMAのルールの下においてですが…) ちょっと突き抜けたレベルにあると思われる両者が満を持して再び拳を交えるということで、全世界の格闘ファンが注目しました。 おそらく、大方の見方は「予想は困難、というか予想する方が野暮」という感じだったと思います。 自分としても「ややGSP優位かな?」って程度でした。 しかし、予想を遥かに超えた凄い試合でした。 つまらない言い方をすれば、「GSPが何もさせず圧勝」です。 ここまで差があるのかと驚きましたが… 何が凄いって、GSPの闘い方でしょうね。 究極的に数学的というか、紛れの少ない方法論を取ってました。 自分の印象としては、スタンドの打撃こそGSPに分がありそうだと思っていたのですが、やはり紛れの多いスタンドの打撃戦は徹底的に排除してました。 とにかく距離を潰し、テイクダウンを狙います。 当然、絶対に下にはならないで、常に有利なポジションを取ります。 BJの反撃の余地を徹底的に潰した上で攻撃をする… 極めてクールにこのスタンスを貫きましたね。 もちろん、言うほど簡単ではありませんよね。 これができれば誰だって最強になれちゃうわけですからね。 まして相手はこれまで最強の名を欲しいままにしてたBJです。 この人を相手にそれをやってのけてしまうのですから、恐ろしい男です。 結局確か1回も下にならず、ほとんど殴られることもなく4R攻め抜きましたね。 関節を取りにいく場面もなく、ただひたすら自分だけが殴れるポジションを求め続け、そこに辿り着いたらひたすら殴るという闘いでした。 言葉にするとつまらない試合っぽいですが、その究極のレベルでの鬩ぎ合いは非常に見応えがあり、確実に歴史に残る最高の名勝負だったと思います。 自分の中で圧巻だったのは、上記展開を嫌って(おそらく)距離をとろうとしたBJを左手一本で投げて、GSPがしっかりいいポジションをキープしたシーンでした。 そこを観て、奇跡の逆転シーンが見れる確率は限りなくゼロに近づいたなと思いました。 結果的に最終ラウンドになった4RはGSPのクールさが頂点でしたね。 サイドポジションから確実に膝で腕を殺してパウンドを落とし続けました。 BJがちょっとでも体勢を戻すと、またしっかり封じてから殴ります。 止めてもいい雰囲気ですが、BJもしっかり動くので止められません。 ブザーが鳴ると、GSPは仕留められなかった悔しさか、ポストに一発パンチを入れました。 凄まじい気迫でした。 対照的にBJはセコンドに抱えられるようにコーナーへ… ずいぶん顔も腫れていてダメージは色濃いです。 しばらくアイシングするも、闘うのはかなり厳しそうだなと思いました。 そして、5Rには入らず終了でした。 おそらくセコンドからのタオル投入と思われます。 (動画では確認できず) 賢明な判断だと思います。 この贅沢な闘いをあと5分観たい気もしましたが、きっと同じことの繰り返しです。 完敗ではありますが、BJほどの素晴らしい選手がここで無理して最終ラウンドを闘って無駄なダメージを蓄積させるのは愚かなことですからね。 4Rで十分決着がついたといって差し支えないでしょう。 期待以上の凄いものを見せられていまだに興奮してますが… この先GSPのカードを組めるのか?と不安になります。 ちょっと超越した次元に行っちゃった感じですからね。
by ma5a5h1-75
| 2009-02-01 21:07
| UFC
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