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KID欠場でテンションガタ落ちでしたが行ってきました。 入場前にKIDの握手会を横目で見ながら、「払い戻し阻止の為に可哀相だな」なんて事を考えてましたが、よく考えれば奴等、払い戻しするなんて一言も言ってなかったんですよね。全くひどいもんです。すっかりKIDも悪人になっちゃいますよね。むしろ被害者だと思いますが… もうひとつ入場前、拳士さんに会いました! ちょっと喋って頂いたのですが、イメージ通り熱くてイイ男でした。元プロボクサー(戸田憲士)でウェルター級のランカーで、この度IKUSA(3.12)のメインイベンターとしてシルバーウルフからデビューします。絶対応援します! 入ると自分らの前3列くらい、会社でまとめ買いしたと思われるのですが、席移動は多い・チョロチョロしまくる・いい年してふざける・試合観ない…で最低最悪の連中でした。 試合観ないなら来んなよ!マジ、ウゼエから! P19~21列くらいのワンブロック内輪で埋めてたお前らな、これみてたら自分だってわかんだろ。マジで二度と会場来なくていいよ。自室のTVの前ならいつでもタバコ吸えるしその方がいいんじゃないの?ってかむしろ興味ないなら見る必要ないでしょ。 …失礼しました。 前の連中があまりにうざかったもので… 気を取り直して試合の簡単なレポートです。 【第1試合】リザーブファイト 新田明臣vsASH-RA 新田は最近プロレスをやっていたということなので軽視していましたが、身体は武田にもヒケをとらない見事なシェイプで動きもよかったです。ASH-RAも初回はなかなかいい動きを見せていましたが、新田の的確なローを効かされて2RKO負けとなりました。 【第2試合】小比類巻貴之vs安廣一哉 はい、いきなりやっちゃいました。これをやるからK-1はダメになるんですよね。 本戦3Rで十分安廣の勝ちです。延長に関しては敢えて自分が言うまでもないでしょう。 自分はよく会場でおかしな判定に関して率先してブーイングを行うのですが、あそこまで周りがついて来てくれて会場がひとつになったのは始めてでした(笑)。 インチキ判定で初戦突破した選手が優勝しちゃったら、トーナメント自体の意味が否定されることになります。せっかく準決勝、決勝と素晴らしい勝ち方をしても… 最近のK-1にはがっかりさせられっぱなしです。 【第3試合】TOMOvs小次郎 数年前、全日本キックのリングで観たTOMOはよかったんですけどね…兄貴にはない「気持ち」があっていい選手だなと思いました。 しかし、この日はその「気持ち」はみえず消極的な試合でした。特に小次郎がよかったというわけでもなかったのですが、この判定は妥当でしょうね。 【第4試合】武田幸三vs宮田和幸 宮田の運動能力とセンスなら、もしかしたら武田のアゴを打ち抜くことが出来るかもしれない、という期待をちょっとだけ持って観ていました。(アンチ武田ではないのですが…) しかしながら急なオファーではそこまでは無理でしたね。素質は見せましたが、ローをいいようにもらってしまいKO負けでした。 報じられているように前日のオファーということはありえないでしょうが、対策を練って仕上げる時間は全くなかったでしょう。いい素質を持った選手なのでこんな変な使い方ではなく、大事に育てて欲しいと思うのですが… 【第5試合】村浜武洋vsHAYATO ここは村浜の楽勝かな、と思っていたら1RのHAYATOは素晴らしく、距離を支配して見事な戦いを見せます。ラウンド終盤にはダウンまで奪い、進化を見せ付けました。 しかし、2R目くらいから徐々に村浜もペースを上げてきて主導権も行ったり来たりするスリリングな試合展開になります。クソ判定試合でいきなりケチがつき、あまりワクワクする試合もなく会場の熱が冷めきっていた中、この試合が良心という感じでした。 フィニッシュは村浜の見事なコンビネーションでKOとなりました。久々にみた美しいコンビネーションでした。 【第6試合】輝浪vsファリッド・ヴィヨム どちらの選手も知らなかったので特に思い入れなく見ていました。 開始早々タイミングで輝浪がダウンを取るも、ダメージは全くなくその後はずっとファリッドがペースを握っていたので、「ダウンがあれば途中の攻防は一切無視で勝ちにします」的なK-1のジャッジが変なことを言い出さないか心配でした。 ところが珍しくちゃんとした判定(ファリッドややリードのドロー)で延長へ…延長ラウンドも特に流れは変わらずそのままファリッドの勝利となりました。 どちらを応援していたわけでもなかったが、やや難しい(嫌味含む)採点をジャッジがきちっとやってくれたので後味が悪くならなくてよかったです。 【第7試合】小比類巻貴之vs小次郎 コヒは好きな選手ですが、やはりああやって上がって来てしまうと応援できません。 安廣も言っていたように「選手は悪くない」んですけどね。 小次郎も頑張っていましたが、コヒがパンチでKOという珍しい結果でした。パンチへの警戒心が薄かったのでしょうか? しかし、コヒがせっかくいい勝ち方をしても素直に祝福できないです。本当にK-1のクソジャッジの罪は重いです。 【第8試合】新田明臣vs村浜武洋 新田は昔、失礼ですが地味でどちらかといえば暗い選手だったイメージがあるのですが、サンバを踊りながらの入場などすごくキャラが変わりましたね。プロレスをやったいい効果といえるでしょう。むしろ今日の選手で一番華があったかもしれません。 変われば変わるものですね… 試合はと言えば、「村浜にはこうすれば勝てる!」というお手本のような試合運びでした。 体格差が最大限に生きる距離の取り方で、村浜の良さを出させませんでしたね。 最後にはダウンを取るおまけ付きで完勝でした。 まさかのリザーバーからの決勝進出です。 しかし、リザーバーが上がるのは勝者・敗者共にリングに立てないときではなかったでしたっけ?アネストは負け上がりから優勝してますよね。 結果的に宮田も闘える状態ではなかったと思うのですが、武田が出れない旨の説明しかなかったので、また都合よくルールを捻じ曲げている印象がぬぐえなかったですね。 【第9試合】宇野薫vsセルカン・イルマッツ 宇野は何をしたいんでしょう?一発でKOされなければ宇野が勝ち。それだけしかないと思うんですよ。大晦日のタイ人も今回のセルカンも「意外とグラウンド頑張るんじゃないか?」とは地球上で誰も思ってなかったと思います。組み付かせずにKOする以外ないんです。 一応セルカンが好きというだけの理由で応援はしましたが、戦前100人が100人予想したであろうそのままの試合展開・結果でした。 【第10試合】ブアカーオ・ポー・プラムックvsアルバート・クラウス KID欠場により自分の中ではメインでした。とはいえ、ブアカーオが圧勝すると思っていたのですが…そうはなりませんでした。 最近ずっと調子の悪かったアルバートですが、みているとチームにストイックさが全くないんですよ。失礼ですがあの環境では強くならないだろうな、と思っていました。つまり、調子が悪いのではなく、今の環境ではあそこまでかなと… しかし、本人が気持ちを入れ替えたのでしょうか?(チームは相変わらずでしたので…) 今回のアルバートはよかったです。今までで一番よかったのではないでしょうか? ブアカーオが戦前言っていたように単調な攻撃ですが、キレとパワーが違いました。 対するブアカーオも決して悪くはなかったのですが、後半明らかに(ダウンを挽回しようと猛烈な攻めを見せたので)攻め疲れかスタミナ切れかで動きが落ちてきたように感じました。もう少しそれを見せなければ延長にはならなかったでしょうから、残念でしたね。 延長ではその差がより明確になる形でアルバートの手数が評価されます。 幾分強いアルバートが戻って来て5月が楽しみになりました。 【第11試合】小比類巻貴之vs新田明臣 まさかの36秒KOでした。ファーストコンタクトの前蹴りが決まっての勝利です。 重ねて言いますが、1回戦のクソ判定のせいで、この見事な勝利と優勝も素直に祝福できません。 非常に残念です。 大躍進の新田ですが、以前にアゴをやってるので起き上がってこないときは心配しましたが、無事だったようでほっとしました。彼には今後も出て来て欲しいと思いました。 しかし、GPの後オフィシャルに釈明記事まで載せたり、魔裟斗vsブアカーオのクソ判定を認めたり、色々あったのに学習しないですね。 この日のブーイングの大きさをみても分かるように、格闘技ブームとなっている昨今、観客の目もだいぶ養われて来ていますので、あまりバカげた判定はもういいかげんやめて頂きたいと思います。命を削って闘っている選手にも、お金を払って観にきているファンにも、その興行に関わる全ての人に対して本当に失礼ですから。 あと、悪名高い首相撲からの膝の回数制限、MAXにもついちゃったんですか? いつから?かなり情報をマメにチェックしてるつもりですが、全く知らなかったです。 ハァ…どんどん悪い方へ悪い方へ…
by ma5a5h1-75
| 2005-02-25 01:58
| K-1 World Max
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