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TBSの中継もだいぶまともになってました。 最初かなりの時間過去のVTRを流してて興ざめでしたが、結局オープニングファイト以外全ての試合を一応は流してくれたので評価したいです。 オープニングファイト HERO'Sルール 5分3R ×キム・ドンウックvs内藤征弥○ 【タップアウト 3R 1分11秒】 これは流石に中継もなく、行なわれたことすら知りませんでした。 第0試合:HERO'Sルール 5分3R ×金子賢vsアンディ・オロゴン○ 【判定 0-3】 どうでもいいんですけど、K-1ルールで負けたんならわかります。 アンディ、MAXでも結構いい動きしてましたから。 しかし、一応自分の土俵で負けたのは痛いですね。 もう曙並みの評価しかできませんよ。 第1試合:HERO'Sルール 5分3R 70㌔契約 ○永田克彦vs勝村周一朗× 【TKO 1R 4分12秒】 勝村選手はなかなかいい動きをしていたんですけどね… 永田選手の打撃が特にいいとは思わなかったのですが、一発の重さは上でしたし、いいタイミングでもらってしまったので予想以上に効いてしまったようです。 残念でした。 第2試合:HERO'Sルール 1R10分・2R5分(延長R5分) 85㌔契約 ×石澤常光vs金泰泳○ 【KO 1R 2分48秒】 金選手のハイは凄かったですね~ 蹴り出しの軌道はローにすら見えました。 あれがアゴに飛んできたらひとたまりもないでしょう。 石澤選手も一昔前の闘い方という感じでもうきつそうですね… 第3試合:HERO'Sルール 5分3R 70㌔契約 ○所英男vsホイラー・グレイシー× 【判定 3-0】 魔裟斗とかと一緒で主催者側の守りたい意思が見えすぎて、すっかり応援する気が失せてしまっていた所選手ですが、やはり面白くていい試合をしますね。 多分天性の勘というか思い切りのいい動きが魅力的でした。 ホイスにも判定があれば勝っていたと思うし、今更な感はありますが完全にグレイシー越えを果たしたと言っていいでしょうね。 見事でした。 ホイラーもそこまで動きは衰えてなかったので、グラウンドになってもなかなかスリリングで面白い試合になったと思います。 第4試合:HERO'Sルール 5分3R ×曙vsジャイアント・シルバ○ 【一本 1R 1分02秒】 所選手と勝村選手(と、それぞれの相手)には失礼だと思いますがそれでも試合順をここで抑えたのは主催者も頑張りましたね。 格闘ファンは言うまでもないですが、お茶の間ももういい加減曙は見たくないでしょう。 そろそろ勇気ある決断をして欲しいです。 第5試合:K-1ルール 3分5R ○バダ・ハリvsニコラス・ペタス× 【TKO 2R 1分28秒】 完全にキャラ先行になりそうだったバダも堅実にいい動きを見せました。 ちゃんと育てれば強くなりそうです。 ニコラスもだいぶいい頃の動きに戻っていましたが、スピードとキレはもうひとつです。 バダ優位ながらも正統派のK-1の試合として進んでいましたが、残念ながらニコラスが左肩を傷めたようで続行不能になってしまいました。 第6試合:K-1ルール 3分5R ○武蔵vsランディ・キム× 【KO 3R 0分33秒】 砲丸投げの選手ということでパンチの強さは予想していました。 1Rには結構パンチで詰めるシーンもあって期待したんですけどね… 2Rくらいからローが効きはじめてしまいました。 それでも勇敢に立ち向かったとは思います。 ランディは身体能力も高そうですし、根性もあるのでもうちょっとちゃんと準備すれば面白い存在になれるかもしれません。 武蔵は勝って当たり前だし、もっと楽に勝つ必要はあったでしょう。 珍しいパンチでのKOで、そのフックは見事でしたけど相手は素人ですからね… 第7試合:K-1ルール 3分5R ○セーム・シュルトvsピーター・グラハム× 【判定 3-0】 当日の朝までこのカードを知りませんでした。 絶対王者のセームは相変わらず扱いが悪いです。 判定は文句なしですが、ピーターの頑張りが目立ちましたね。 特に後半はローも効いてきていつダウンしてもおかしくない雰囲気でしたが、ダウンどころか前に出続けてセームを苦しめました。 地味に強いピーターも2006年は結構名前を売れたのではないでしょうか。 第8試合:HERO'Sルール 5分3R 70㌔契約 ○須藤元気vsジャクソン・ページ× 【一本 1R 3分05秒】 普通に力の差で勝ったという印象です。 下からの三角であっさりでした。 勝った後のマイクで突然の引退発表でした。 もったいないという気持ちはありますが、須藤選手らしい幕引きだと思います。 別のフィールドでも魅力を見せてくれることでしょう。 第9試合:HERO'Sルール 5分3R 70㌔契約 ○山本"KID"徳郁vsイストバン・マヨロッシュ× 【KO 1R 3分46秒】 まあ当然ですよね。 打撃が全くできないのが丸分かりの相手でしたから… KIDは久々の総合でも動きが良かったです。 やはり天性の勘を感じますね。 第10試合:HERO'Sルール 5分3R ○チェ・ホンマンvsボビー・オロゴン× 【TKO 1R 0分16秒】 いくらなんでも無理って話ですよね。 ホンマンは総合でもよほどの技術を持った相手でなければ、かえってK-1ルールより力を発揮するのではないかと思ってました。 個人的にはボビーももういいかなって感じです。 第11試合:K-1ルール 3分5R ○魔裟斗vs鈴木悟× 【KO 2R 2分22秒】 鈴木選手は2Rまで行けば上等かなと思ってました。 もっと手も足も出ないと思ってましたからね。 思ったより魔裟斗にパンチを当ててたので驚きました。 ローのカットも思ったよりはできてました。 ただ、魔裟斗とやるレベルには程遠かったという思いは変わりません。 MAXを目標に頑張っているキックボクサー達を差し置いて、準備が整っていない元ボクサーがやたらにK-1のリングに上がってはあっさり倒されて「ボクシングは弱い」というイメージを世間に与える今の風潮には本当に腹が立ちますね。 K-1は首相撲や肘に大幅な制限があるので、キックの猛者達が結果を出せるとは限らないから、闇雲にK-1を目指して欲しくないという気持ちもあったりするのですが、プロとしてやっている以上はより大きな舞台を目指すのは当然ともいえますからね。 なんにしてもK-1やPRIDEは話題性とかに流されずに、きちんと準備の出来てる選手のみをリングに上げてほしいです。 第12試合:HERO'Sルール 1R10分・2R5分(延長R5分) 85㌔契約 ○秋山成勲vs桜庭和志× 【TKO 1R 5分37秒】 試合に関してはこんなものかなという感じですね。 かねてから言い続けているように、桜庭選手は総合の進化に完全に乗り遅れた… 打撃でここまで後手を踏むとどうにもなりません。 打撃を嫌がっての苦し紛れのタックルでは余計墓穴を掘りますからね。 滑るのどうのの真偽はわかりませんが、そういう次元でなく秋山選手が圧倒したと思うのでアピールがあった時点でタイミングを見て一度ブレイクしてチェックして、判断はどうあれ一度タオルで体を拭く位のことをすれば後味悪くならなかった気はします。 別記事でも書いた通り、山田氏が川尻選手と石田選手を裏切ってこちらに来たことが非常に残念で腹立たしかったので、多分生涯ではじめて桜庭選手を応援したのですが、やはり奇跡は起こらなかったですね… 残念ですが、もうかなり隔世の感があります。 せっかく高まった評価を下げるだけなので、もう身を引いたほうがいいと思います。 身体も心配ですしね… 戦前のイメージ通り、勝敗の見えたカードばかりだったので、やはり純粋に楽しめたのは第1,3,5,7試合くらいのものだったと思います。 ただ、元々の期待が低かったせいか、思いのほかがっかりはしてません。 まあこんなものかなという思いと、意外と面白かったかもという思いが共存してます。 もちろんバラエティーとしての面白さですけどね… 誤解を恐れずに言えば、意外に悪くなかったんじゃないでしょうか? DYNAMITE!はゾクゾクするような勝負とかはもう捨ててますからね。
by ma5a5h1-75
| 2007-01-04 00:39
| DYNAMITE!
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